安全性おじさんのつぶやき2:講座の名称についてのお詫び

「アンセクレツォの講座名称が紛らわしい」、「どんな講座内容を提供しているのか知る手掛かりにならない」、「似たような講座名称なので講座選択に迷ってしまう」とこんな噂が漏れ聞こえてきました。

「アンセクレツォの講座名称が紛らわしい」、「どんな講座内容を提供しているのか知る手掛かりにならない」、「似たような講座名称なので講座選択に迷ってしまう」とこんな噂が漏れ聞こえてきました。本当にアンセクレツォの講座名称が紛らわしいか検証していきたいと思います。

その前に、アンセクレツォという名前も分かり辛いですね。まずは、名称アンセクレツォの誕生にまつわる話を少しさせてください。

教室アンセクレツォは安全性情報翻訳を通して医学翻訳を学習できるプログラムを提供する目的で開講されました。だから当然、安全性情報、即ち安全性が名称の中に組み込まれています。アンセクレツォは安全性の「安(アン)」とルドヴィコ・ザメンホフが作ったエスペラント語の安全性の意味を持つ「セクレツォ(sekureco)」との造語です。実は、アンとセクレツォの間に、安全性を意味する様々な国の言語が暗に含まれています。例えば、アフリカーンス語のveiligheid、ドイツ語のSicherheitなど、発音をカタカナ表記するのは難しいので省略します。だから、私、安全性おじさんの正式な名称は、落語の寿限無に出てくる名前「寿限無寿限無五劫のすり切り海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶらこうじのやぶこうじパイポパイポパイポのシューリンガングーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」のように本来は長い、価値ある名前を拝領したのだけれど、俗名として安全性おじさんを使っています。私の正式な名称はいつか時間のあるときに話しましょう。

だいぶ話しが脇道にそれました。アンセクレツォ名称由来の話はこれくらいにして本題に戻ります。

もともとアンセクレツォは安全性情報翻訳を通して医学翻訳を学習できるプログラムを提供する目的で開講されましたことは、本ブログの前半で述べた通りです。ではいつから講座名称が紛らわしく感じられるようになったのでしょうか。それは「メディカル翻訳初級」講座を開講してからであると分析した結果より判明しました。本講座は皆さまのご要望により誕生したのですが、安全性翻訳を中心に学習する「医薬翻訳入門」講座の名称に付いている「入門」と「メディカル翻訳初級」講座に付いている「初級」とが「学習のはじまり、最初の学習、これから学習、ここが始まり、スタート、スタートライン」など同じイメージを植え付けてしまい、肝心な講座の違いを不明瞭にし、強いては講座内容も同じであるとの誤った情報を与えてしまっている、と結論付けました。

このような講座名で皆さまに混乱を与えてしまったことを深く反省し、次期講座から名称の変更を行っていきたいと思います。

名称変更が完了するまでは、「医薬翻訳入門」は安全性を名称の最初に付けて、更に「医薬」の部分を除き「安全性翻訳入門」、「Basicコース総合NEW」、「症例翻訳演習」、「Expertコース」も「安全性翻訳のための」を名称の前に付けて講座内容をご理解いただきますようお願いいたします。

また、CTD,CSR,protocol、ケースカードなどの翻訳学習を目的にする「メディカル翻訳初級」はこのままの名称として使用していきます。

安全性おじさんから皆さまに衷心よりお詫び申し上げます。